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2020年度 尾澤ゼミ紹介(通学生向け)

専門ゼミ・卒研ゼミ研究内容

(1) デザイン思考を用いた人の学びの支援
デザイナーがデザインを行うプロセスの応用を「デザイン思考 (Design Thinking)」と呼ぶことがあります。これを応用し、創造的で、協調的な「人の学び」の支援を目指します。

(2)学習における思いこみ(認知バイアス)に関する研究
人の学びを阻害する要因の一つに認知バイアス(Cognitive Bias)があります。認知バイアスの測定や克服方法について、認知科学や社会心理学の観点から検討します。

(3) 人の学びのプロセス(学習履歴)の可視化に関する研究
ソーシャルメディアの普及、人工知能(深層・機械学習)、センサー等の技術の発展により、人の学びのプロセスの高度な分析が容易になりました。これらデータの応用を目指します。

専門ゼミのテーマ・指導方針

【全体方針】学習環境デザインのための手法と理論を、個人・グループ活動を通して学びます。手法としては、試作品を迅速にデザインするためのプロトタイピング、観察法やインタビュー法を主に扱います。

学生の関心に応じて、映像編集、3Dプリンタ、レーザーカッター、Arduino を用いた物づくり、ワークショップやUX/UIの評価法を行います。デザイン論、参与観察法、アクションリサーチなどの授業と関係します。

【Project Based Learning】(1)デザイン思考を用いたプロトタピング (2)認知バイアスの基礎的理解 (3)学習プロセスの可視化、のうち、いずれか1〜2つを選択しプロジェクトに取り組みます。学習環境デザイン、教育工学研究法、情報社会におけるキャリアデザインなどの授業と関わります。

【その他】学期に数回、英語でのプレゼンテーションの機会を設けます。専門ゼミと卒業研究ゼミは原則、合同で行います。卒研ゼミと合同で、ワークショップ型の演習を4限の時間帯に行うことがあります。年に1回、eスクールや大学院との合同合宿(都内近郊)、地方や海外でのフィールドワーク合宿を行います。

2019年度の開講科目のご案内

2019年度は、早稲田大学人間科学部において、以下の3科目を主に担当します。今期から一部科目をクォーターへ移行し、より本格的なプロジェクト型学習(いわゆるアクティブラーニングの手法の一つ)を実施します。

学習環境デザイン(金曜3-4限)(夏クォーター・2年生以上)
「学習環境デザイン」では、デザインシンキングや経験デザインの考え方を、これまで以上に授業に取り入れ、授業方法を大きく変更します。具体的には、学習や教育に関わる経験のデザインだけでなく、新たなサービスや製品デザイン手法を取り入れます。また、いわゆるプロトタイピングの基礎も扱います。

学ぶことの科学(金曜2限)(秋学期)
「学ぶことの科学」では、学習科学をはじめ、様々な領域で研究がなされている「学び」「学習」について探究をします。学校などでの「学び」だけでなく、企業組織における「学び」や「熟達」、日常生活における「学び」、スポーツや各種競技における「成長」など、広い範囲を扱います。ICTなどテクノロジを用いた学びの促進にも焦点を当てます。

eスクールでも秋学期に開講します。
2019年度以降、eスクールでは「学ぶことの科学」のみの開講となります。

情報社会におけるキャリアデザイン(金曜3-4限)(春クォーター・2年生以上)
「情報社会におけるキャリアデザイン」は、Amazon, Google, Apple をはじめとする情報系企業の事例と、自身のキャリア(将来の仕事や展望)について扱います。学期中盤以降は、プロジェクト型学習を導入し、デザインシンキングの手法を用いた新規ビジネス提案や、企業分析を実施します。

大学院は、秋学期に「学習環境デザイン特論」を開講します。

積極的に授業に取り組む学生の履修を期待しています。

【論文掲載】日本教育工学会論文誌 42(4)

廣松ちあきさん(人間科学研究科博士後期課程)の論文が、日本教育工学会論文誌に掲載されました。

廣松 ちあき・尾澤 重知(2018) 内省支援が必要な中堅社員の内省プロセスの特徴の質的研究. 日本教育工学会論文誌, 42(4):297-312

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/42/4/42_42087/_article/-char/ja/

経験からの学びの深化には、振り返り(内省)が欠かせません。しかし、そのプロセスには分からないことがたくさんあります。本研究は、いわゆる中堅社員の仕事観・信念、仕事上の理想状態の葛藤、振り返りの捉え方などに着目した点に特徴があります。質的研究法を用いた「厚い」記述が目指されています。

専門ゼミ(2019年4月スタート)案内(第一報)

以下のように説明会、オープンゼミ、面談を実施します。

■説明会:2018年11月6, 13, 20日(火)12:30-12:50 100-210教室

■オープンゼミ:2018年11月15日(木)15:30-17:00 入退室自由。100-202教室

■面談:11月8, 15, 22日(木)12:10-14:00 メールでの事前予約制(前日まで。説明会参加者優先)
ozaken2019[at]ozaken.org  [at] の部分を@に変更してください。

皆さんの参加をお待ちしています!

2018年度の担当授業(お知らせ)

2018年度からは、早稲田大学人間科学部において、以下の3科目を主に担当します。2017年度は特別研究期間(在外研究、サバティカル)のため、ほぼ全ての科目を担当しませんでしたが、以降、尾澤の担当となります。

学習環境デザイン(火曜3限)(春学期・2年生以上) シラバス
「学習環境デザイン」では、デザインシンキングや経験デザインの考え方を、これまで以上に授業に取り入れ、授業方法を大きく変更します。具体的には、学習や教育に関わる経験のデザインだけでなく、新たなサービスや製品デザイン手法を取り入れます。また、いわゆるプロトタイピングの基礎も扱います。履修者数が一定数未満の場合は、3Dプリンタやレーザカッターなどの利用も含めた授業展開を予定しています。

学ぶことの科学(木曜2限)(春学期) シラバス
新規に担当する「学ぶことの科学」では、学習科学をはじめ、様々な領域で研究がなされている「学び」「学習」について探究をします。学校などでの「学び」だけでなく、企業組織における「学び」や「熟達」、日常生活における「学び」、スポーツや各種競技における「成長」など、広い範囲を扱います。ICTなどテクノロジを用いた学びの促進にも焦点を当てます。

情報社会におけるキャリアデザイン(火曜3限)(秋学期) シラバス
「情報社会におけるキャリアデザイン」は、Amazon, Google, Apple をはじめとする情報系企業の事例と、自身のキャリア(将来の仕事や展望)について同時に学ぶことができる授業です。キャリアに関しては、メンタリングやコーチングなどの考え方も扱い、自身の成長と同時に、他者の成長にも貢献できるスキルの育成を目指します。

詳細はリンク先のシラバスをご確認ください。
eスクールでは、秋学期に「情報社会におけるキャリアデザイン」を開講します。
大学院は、春学期に「学習環境デザイン特論」を開講します。

主体的、積極的に授業に取り組む学生の履修を期待しています。

【論文掲載】日本教育工学会論文誌 41(4)

森裕生さん(本研究室 博士後期課程を経て、現在、鹿児島大学 高等教育研究開発センター助教)の論文が日本教育工学会論文誌に掲載されました。

森 裕生, 網岡 敬之,江木 啓訓, 尾澤 重知(2018) 各授業回と学期末の自己評価の「ずれ」に着目した学習内容振り返り手法の開発と評価. 日本教育工学会論文誌,  41(4): 415-426

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/41/4/41_41051/_article/-char/ja/

学習履歴(ラーニング・ポートフォリオ)に関する研究で、授業毎の自己評価と、学期末での自己評価の比較に着目した内容です。

尾澤研究室では、授業実践だけでなく、企業・組織(非営利を含む)、競技など、「現場」「実践」を対象とした研究に力点を置いています。

2013年度以降、ラーニング・ポートフォリオなどの「学習履歴」「学習日誌」について、様々なノウハウを蓄積してきました。今後、授業実践研究で得られた知見を踏まえて、より一層の授業の改善を図ると同時に、さらなる研究を進めていきたいと考えています。

【論文掲載】京都大学高等教育研究 (23)

森裕生さん(本研究室 博士後期課程を経て、現在、鹿児島大学 高等教育研究開発センター助教)の研究論文が、京都大学高等教育研究に掲載されました。

森 裕生, 網岡 敬之, 江木 啓訓, 尾澤 重知 (2017) 学生が自己評価基準を設定し学習内容の振り返りを行う大学授業の実践と評価.京都大学高等教育研究, 23: 13-24

https://ci.nii.ac.jp/naid/120006457092

尾澤研究室では、授業実践だけでなく、企業・組織(非営利を含む)、競技など、「現場」「実践」を対象とした研究に力点を置いています。本研究も、授業実践を対象とした実践研究で、学生が自分自身で自己評価の基準を設定する点や、授業全体の振り返りを目指している点に特徴があります。

今後、研究で得られた知見を踏まえて、より一層の授業の改善を図ると同時に、さらなる研究を進めていきたいと考えています。