「組織業績と部下育成を両立するマネジャーが行う中堅社員に対する経験学習の促進と内省支援の質的研究」論文掲載(2021年)

2021年3月に博士(人間科学)の学位を取得された廣松ちあきさんの論文が、日本教育工学会論文誌に掲載されました。経験学習と内省支援に関する質的研究です。

廣松ちあき・尾澤重知(2021)組織業績と部下育成を両立するマネジャーが行う中堅社員に対する経験学習の促進と内省支援の質的研究.日本教育工学会論文誌,45 (1) :43-65
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/45/1/45_44122/_article/-char/ja/

専門ゼミ募集は終了しました(2021年春学期開始分)

2021年度春学期受け入れの専門ゼミ募集は終了しました。 通学生は7名、eスクールは3名が新規メンバーとなります。できるだけ少人数、かつ第一希望(通学生では「第一期」)の学生にメンバーとなっていただけるように選抜に工夫をしています。

今期も多くの皆さんにお問い合わせをいただいたことお礼申し上げます。

新規メンバーの皆さんには、テキストについての連絡やメーリングリスト(ML)の設定等について、順次連絡を行います。メールの定期的な確認をお願いします。

【通学】尾澤ゼミ・専門ゼミ情報

通学生対象の、2020年度(2021年度専門ゼミ)の説明会(ゼミ見学)は終了しました。たくさんの皆さんにご参加いただきありがとうございました。

尾澤ゼミ(学習環境デザイン)へようこそ! 以下、通学生向けの情報です。

尾澤ゼミはこんな人に向いています

学習環境デザインでは、デザインの力を用いて人の「賢さ」「創造性」を高めること(支援をすること)を目指します。

  • 人と人とのコラボレーション(共同作業、チームワーク)に関心がある。
  • チームワークやグループ学習を通しての、人の「賢さ」「創造性」協調的問題発見や問題解決)に関心がある。
  • 新しいスキル(ワークショップデザインや学習科学の各種手法)を用いて、人の学びの支援を図りたい。
  • (希望者)新しいテクノロジ(PythonやRを用いた情報可視化、機械学習やネットワーク分析、電子工作の基礎から、人工知能やロボットまで)を身に付けながら、ビジネスや実践で貢献してみたい。

説明会資料

Webで資料を提供します。ゼミ見学希望者、面談(個別・グループ)の希望者は事前に確認をお願いします。

boxを用いて公開しています。アクセスには、早稲田大学のIDとパスワードが必要です。スマートフォンを利用している場合は、画面下部の 「boxモバイルサイト」からアクセスできます。
https://waseda.box.com/s/88fb6i16yzbostorqc0aenejmhy233hv

ゼミ見学へご参加ください!

第1希望で登録を希望する場合、ゼミ見学もしくは面談が必要です。ゼミ見学は、面談と同じ扱いです。ゼミ見学は、ゼミ説明会も兼ねています

ゼミ見学では、Zoomで実施している専門セミ・卒研ゼミの研究進捗発表とディスカッションに参加することができます。実際のゼミを見て、先輩とやり取りすることが、ゼミの雰囲気を知ってもらうためには重要と考えています。

ゼミ見学は、木曜4限(15:00-16:00)に実施します。時間の後半は質疑応答も実施します。希望者は以下でエントリーをしてください!

 ゼミ見学応募フォーム(Google フォーム利用)

 授業等の都合でゼミ見学ができない場合に限り、個別面談(もしくはグループ面談)に応じます。Zoomを利用します。

 個別・グループ面談応募フォーム(Google フォーム利用)

第2希望以降で登録する場合は、ゼミ見学や面談は不要です。自由に応募してください。ただし、例年、第1希望の学生で定員枠が埋まる点はご注意ください。

不明な点は ozaken at list.waseda.jp までご連絡をお願いします。
(迷惑メール防止のための表記。atは@に置き換えてください)

2020年度の開講科目のご案内

2020年度は、早稲田大学人間科学部において、以下の3科目を主に担当します。新型コロナウイルス感染症に伴う全学方針にもとづき、全てオンライン(オンデマンド、リアルタイム授業)となります。

「情報社会におけるキャリアデザイン」「学習環境デザイン」「学ぶことの科学」いずれにおいても、リアルタイムでのやり取り(グループ学習、プロジェクト型学習等を含む)と、学生個人の活動(探究)を融合しながら、オンラインだからこそ実現が可能なプロジェクト型学習のあり方を模索します。

学習環境デザイン(金曜3-4限)(夏クォーター・2年生以上)
「学習環境デザイン」では、デザインシンキングやプロトタイピングの考え方を、これまで以上に授業に取り入れ、個人での活動と、ピアレビューを連携しながら進めます。プロトタイピングにあたっては、学習や教育に関わる経験のデザインだけでなく、新たなサービスや製品デザイン手法を取り入れます。

学ぶことの科学(金曜2限)(秋学期)
「学ぶことの科学」では、学習科学をはじめ、様々な領域で研究がなされている「学び」「学習」について探究をします。学校などでの「学び」だけでなく、企業組織における「学び」や「熟達」、日常生活における「学び」、スポーツや各種競技における「成長」など、広い範囲を扱います。ICTなどテクノロジを用いた学びの促進にも焦点を当てます。

「学ぶことの科学」は、eスクールでも秋学期に開講します。2019年度以降、eスクールで開講される科目は「学ぶことの科学」のみとなります。

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2020年度 尾澤ゼミ紹介(通学生向け)

専門ゼミ・卒研ゼミ研究内容

(1) デザイン思考を用いた人の学びの支援
デザイナーがデザインを行うプロセスの応用を「デザイン思考 (Design Thinking)」と呼ぶことがあります。これを応用し、創造的で、協調的な「人の学び」の支援を目指します。

(2)学習における思いこみ(認知バイアス)に関する研究
人の学びを阻害する要因の一つに認知バイアス(Cognitive Bias)があります。認知バイアスの測定や克服方法について、認知科学や社会心理学の観点から検討します。

(3) 人の学びのプロセス(学習履歴)の可視化に関する研究
ソーシャルメディアの普及、人工知能(深層・機械学習)、センサー等の技術の発展により、人の学びのプロセスの高度な分析が容易になりました。これらデータの応用を目指します。

専門ゼミのテーマ・指導方針

【全体方針】学習環境デザインのための手法と理論を、個人・グループ活動を通して学びます。手法としては、試作品を迅速にデザインするためのプロトタイピング、観察法やインタビュー法を主に扱います。

学生の関心に応じて、映像編集、3Dプリンタ、レーザーカッター、Arduino を用いた物づくり、ワークショップやUX/UIの評価法を行います。デザイン論、参与観察法、アクションリサーチなどの授業と関係します。

【Project Based Learning】(1)デザイン思考を用いたプロトタピング (2)認知バイアスの基礎的理解 (3)学習プロセスの可視化、のうち、いずれか1〜2つを選択しプロジェクトに取り組みます。学習環境デザイン、教育工学研究法、情報社会におけるキャリアデザインなどの授業と関わります。

【その他】学期に数回、英語でのプレゼンテーションの機会を設けます。専門ゼミと卒業研究ゼミは原則、合同で行います。卒研ゼミと合同で、ワークショップ型の演習を4限の時間帯に行うことがあります。年に1回、eスクールや大学院との合同合宿(都内近郊)、地方や海外でのフィールドワーク合宿を行います。

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サイトの更新をしています

2019年10月下旬のリニューアルに向けて、サイトの更新を進めています。一部、利用できないページが生じ、ご不便をおかけします。

正式オープンの際には改めてご連絡をさせていただきます。

ご理解の程、よろしくお願いいたします。

2019年度の開講科目のご案内

2019年度は、早稲田大学人間科学部において、以下の3科目を主に担当します。今期から一部科目をクォーターへ移行し、より本格的なプロジェクト型学習(いわゆるアクティブラーニングの手法の一つ)を実施します。

学習環境デザイン(金曜3-4限)(夏クォーター・2年生以上)
「学習環境デザイン」では、デザインシンキングや経験デザインの考え方を、これまで以上に授業に取り入れ、授業方法を大きく変更します。具体的には、学習や教育に関わる経験のデザインだけでなく、新たなサービスや製品デザイン手法を取り入れます。また、いわゆるプロトタイピングの基礎も扱います。

学ぶことの科学(金曜2限)(秋学期)
「学ぶことの科学」では、学習科学をはじめ、様々な領域で研究がなされている「学び」「学習」について探究をします。学校などでの「学び」だけでなく、企業組織における「学び」や「熟達」、日常生活における「学び」、スポーツや各種競技における「成長」など、広い範囲を扱います。ICTなどテクノロジを用いた学びの促進にも焦点を当てます。

eスクールでも秋学期に開講します。
2019年度以降、eスクールでは「学ぶことの科学」のみの開講となります。

情報社会におけるキャリアデザイン(金曜3-4限)(春クォーター・2年生以上)
「情報社会におけるキャリアデザイン」は、Amazon, Google, Apple をはじめとする情報系企業の事例と、自身のキャリア(将来の仕事や展望)について扱います。学期中盤以降は、プロジェクト型学習を導入し、デザインシンキングの手法を用いた新規ビジネス提案や、企業分析を実施します。

大学院は、秋学期に「学習環境デザイン特論」を開講します。

積極的に授業に取り組む学生の履修を期待しています。