2019年度ゼミ登録Q&A(通学生)

※より適切な情報共有のため、eスクールでは問い合わせをくださった方に別途資料を提供しています。
資料を確認の上、メールで ozaken2019[at]ozaken.org までご連絡ください。※[at] の部分を@に変更してください。

Q:研究内容は何ですか?

(1) 人の学びや経験を支援するサービス、システムのデザイン
(2) 人の学びのプロセス(学習履歴)に関する研究

Q:どんな事柄に関心を持っている人が多いですか?

以下のような事柄に関心を持った人を期待しています。

  • 人材育成・学習支援(人の学びや成長に関わること)
  • 知識創造・イノベーション(新しい製品やサービスを創り出すこと)
  • 人の思考のプロセス(創造的思考やリフレクションの促進に関わること)

どんな研究を扱っていますか?(通学)

2019年度重点テーマは以下の通りです。

(1) 人の学びや経験を支援するサービス、システムのデザイン
「人の学び」「経験からの学習」の支援に関わる研究を行います。これらを実現する基盤として、新たな経験やサービスをデザインするための方法論と評価方法を学びます。人の学びを科学し、人の経験に関わるデザイナーの育成を目指します。

(2) 人の学びのプロセス(学習履歴)に関する研究
人工知能(深層学習)、センサー等の技術の発展により、人の学びのプロセスの高度な分析、記録、蓄積が容易になりました。学習科学の知見を踏まえ、学習履歴データを用いた学習支援を目指します。人の創造性をより高めることが目的です。

どのような指導方針で専門ゼミを進めていますか?

全体方針】経験デザインのための方法・方法論を、個人・グループ活動を通して学びます。試作品を迅速にデザインするためのプロトタイピング、観察法やインタビュー法などの研究方法を扱います。学生の関心に応じて、映像編集、3Dプリンタ、ワークショップなどを用いた手法も学びます。デザイン論、参与観察法、アクションリサーチ、学習環境デザイン等の内容と関わります。

サブプロジェクト】春学期は関心に応じて「マーケティング」と「テクノロジ」班に分け、個人・グループで活動を行います。マーケティング班は、企業組織のケーススタディを行います。テクノロジ班は、何らかの技術を用いた提案やプロトタイピングを行います。前者は情報社会におけるキャリアデザイン、後者は、教育工学研究法、プログラミング等と関係します。

その他】学期に数回、英語でのプレゼンテーションの機会を設けます。専門ゼミと卒業研究ゼミを原則、合同で行います。1泊2日の合宿(都内近郊)、フィールドワーク合宿(地方)を行います。

どのような指導方針で卒業研究を進めていますか?

【全体方針】人の学びやコラボレーションを支援するサービス、コンテンツやツールのデザインなどに関して、自身でテーマを選択します。2年かけて1つのことを達成するのではなく、企業でも行われているプロトタイピング(試作品のデザイン)や、自身が解決したい問題を重視します。

【研究テーマの一例】一例を示します。詳細はこちらも参照のこと。
・コラボレーションの質を高めるためのワークショップ(体験型学習)のデザイン
・プロジェクションマッピング、AR、リフレクションムービーを用いた学習支援
・学生のワークシートの記入プロセス(デジタルペンやセンサーを用いた研究)
現在、実施中の企業や他大学との共同研究では、教材開発、ウェアラブルセンサの研究があります。

【その他】就職活動に関しては、3年次の夏にインターンに参加するなど計画的に活動を進め、卒業研究に影響を与えないようにしてください。大学院進学を希望する場合は4年計画で指導を行います。留学予定者は個別に対応をします。例年1~2名が留学をしています。学外活動は専門ゼミと同様です。

定員枠の上限を超えた場合はどうなりますか?

・定員枠を超過した場合、必要に応じて面接をします。志望動機書には、自身がゼミ活動を通して解決したい問題や、どんなデザインをしたいかについて、具体的に触れるようにしてください。
・成績は参考程度に用います。ただし極端に悪い場合は、事情を伺う場合があります。

その他留意すべきことはありますか?

・自身にとっての未知、新しいことへのチャレンジが面倒だと思う人には向かないゼミです。
・2019年9月頃に学部ゼミ、eスクール合同のゼミ合宿を都内近郊で実施します(原則必須)。また、国内地方・海外のいずれかで、フィールド調査型の合宿を行う予定です(任意)。海外でのフィールド活動は、事前の英語論文の輪講や英語でのプレゼンテーションの練習実施が前提です。